ライネルス館


 
南山学園は、1932年(昭和7年)に旧制南山中学校として、ここで始まりました。
今は、南山の歴史を伝える展示しせつとなっています。

(登録有形文化財・名古屋市都市景観重要建築物)

ライネルス館のひみつ

 
1932年 (昭和7年) に生まれたライネルス館は、太平洋戦争をのりこえた建物。
だから、戦争にまつわるひみつがいくつもあるんだよ。
 
いりなかの様子もふくめて、5つ紹介するね。

・いりなか今と昔
・この穴はなんだろう?
・校舎が迷彩!
・屋上から見ると…
・屋上に機関銃!?

いりなか 昔と今

南山が始まったころ、いりなかはこんな様子だったみたい。今と全然ちがうね。比べてみてね。

1936年(昭和11年)4月頃:南山学園全景(飯田街道杁中付近より)
*南山アーカイブズ所蔵資料


1936年(昭和11年):北東より中学本館・至誠堂遠望
*南山アーカイブズ所蔵資料

この穴(あな)は
何だろう?


これは防空ごう。
てきの飛行機からの攻げきやミサイルからひ難する場所を防空ごうって言うよ。

 

この防空ごうが、まだライネルス館の中に残っているんだ。
戦争中に作られたのに、まだ残っているのは貴重!
 

こうやってみんな避難していたのかな?
 

この防空ごうは
ライネルス館の外にまで地下通路として繋がっているみたいなんだ!
一体どこまでつながっているのかな~?

校舎が迷彩(めいさい)?

ライネルス館は戦争の時、兵隊さんたちが集まる場所として使われていたよ。この時代、ライネルス館は国がかんりしていたんだ。
てきに気づかれないよう、目立たなくするために、かべが迷彩柄(めいさいがら)にぬられていたらしいよ。
 

これが今の写真

これはイメージだけど迷彩柄(めいさいがら)をつけて比べてみたよ。
やっぱり今とは全然ちがうね。
 

実際の迷彩色に塗られた校舎


*南山アーカイブズ所蔵資料

屋上から見ると・・・

 

ライネルス館屋上は、いつもは入ることのできない特別な場所だよ。今回は特別にかぎを開けてもらったんだ。だからここからの景色を見られるのはとっても貴重だよ!

屋上から見ると

ライネルス館屋上は、いつもは入ることのできない特別な場所だよ。今回は特別にかぎを開けてもらったんだ。だからここからの景色を見られるのはとっても貴重だよ!

屋上に
機銃(きじゅう)!?

 

戦争のころ、ライネルス館の屋上には機銃(きじゅう)がおかれていて、ここから飛行機をうち落としたこともあるらしい。
今では想ぞうもできないね。

ライネルス館には、まだまだ見どころが沢山あります。
ぜひ、春休みや夏休みに行ってみてね。
普通では見られない場所も、受付でお願いすると、見られるかもしれないよ!

 

詳しいことは、南山学園アーカイブズのHPを見てね